heigeの腹グロ転職

シタゴコロまみれな中国転職活動記です!

ファッション!

 どーもヘイゴーです。写真はイメージです。
 中国が絶賛旧正月なので、転職活動が停滞中なんですねー。
 そんなわけで今回は、ファッションについてのお話をしてみたいと思います。実は当ブログはファッションカテゴリーにも登録してまして、ここまで一切触れていなかったことが問題なんですね。


 オッサンのくせにと思われるでしょうが、私一応ファッションビジネスの片隅で生活しておりまして、見るのも語るのも結構好きなんですねー。
 もう18年春夏シーズンですね。一般的には「何言ってんのお前まだ冬でしょ」と思われるでしょうが、服売っている現場では、今から冬物買う人の割合って10%くらいなんですよ。もう春物商戦がスタートしてます。


 今年は17年秋冬に引き続き、メイントレンド不在のシーズンになりそうですね。この秋冬もパッとしなかったですが、メチャ寒かったおかげでアウターだけは好調でした。昨シーズンのチェックとミリタリーが良かっただけに残念ですね。
 さて18年春夏は、パフスリーブやベルスリーブ、ラベンダーだったり白のセットアップだったり、オフショルダーだウエストマークだと、各社さえない年の典型みたいなトレンドの読みですよね。全く期待できそうにありません。


 こういう年には、先日も無印良品の事を書いたときに触れましたけど、マーケティングじゃない、デザイナーのコンセプト力ってものが必要ですね。洋服は世界的に安い消費財になってしまいましたけれど、デザイン力を持った若手の育成ってこの業界の責任だと思います。


 「服に個性はない、着る人にこそ個性はある」ってあったりまえな事を偉そうに言っていた、某ファストファッションの社長がいましたが、こういうあいだみつお風な名言ってやなもんですね。個性に見合った選択肢こそが問題なんだってば。選ぶ自由がなければファッションは死ぬんです。ユニクロをリスペクトしてますけど、「ユニクロしかない世界」には住みたくないです。


 AIが小売りの世界に大変革をもたらすと言われてます。そこで各社いろんな方向性を出してきてるんです。でもその方向は「消費者と生産者の境界をなくす、クロスボーダーなファッションブランド」みたいなことになってるんです。つまりすべてをオーダーメイドにして、究極の個性を実現する夢のシステムみたいに言われてるんですけれど、同業者から見ると在庫にならない商売の実現っていう、メーカーに都合のいい未来でしかないように思います。


 消費者がデザインに参加するって、究極のマーケティングですよね。作ったら買いますもんね。でも「マーケティングだけがすべてじゃないだろ、コンセプトはよ?」
 そもそもそんな服しか売らねえブランドに、存在意義なんかあんのか?ただのミシンじゃねえかお前らなんか。


 文句ばっか言いましたが、自由こそファッションの価値ですからこんなブランドがあってもいい。でも私は違う道でやっていきます。
 どんなにつらい朝でも、着るだけで力が湧いてくる、そんなファッションの力を私は信じています。そんな服が少しでも多くの人の魂を救っていく未来に、AIがたどり着くことができたらいいですね。